予備機の入れ替えにPentium G4560を購入。割と衝動買いでした。
きっかけは幾つかあったのですが、決め手になったのは以下の3点
一昨年にCeleron G1840+H97の組み合わせを購入しました。思ったより非力だったためエンコードをやらせてもいまいち、VT-d非対応だったためVDIの検証機にも使えず、どうにも使い勝手が悪くて1年半ほど死蔵していたんです。最近またちょいちょい弄っていますがやっぱり物足りないです。
そんな折にKaby LakeのG3930Tの発表を聞き調べてみたところ、今どきはCeleronでもVT-dに対応していることを知りました。
G3930Tのスペックシート見たけど今時はCeleronでさえVT-dサポートしているんだね。
— kirine (@kirinetter) 2017年1月28日
ぶっちゃけ、Broadwellの頃には既にVT-d対応していたみたい。Haswellで思考が止まってたんだね。
そこから更に情報を収集したところ、「Kaby LakeのPentiumは4スレッド使えるらしい」「G4560の性能はほぼi3-6100に近い」という情報を得て購入することを決定しました。
Kaby LakeのPentium/CeleronのPassmarkによるベンチ結果は以下の通り。
FX4350/Core i3-6100とG4400~G4520(Skylakeファミリー版Pentium)は参考として記載しています。なぜ私がFX4350/Core i3-6100に拘っているのかというと、Oculus Riftの現在のCPUの要件がFX4350/Core i3-6100以上だからです。
グラフを見て分かる通り、G3930/G3950や前世代のPentiumと比べてG4560~G4620は性能の伸びが著しいです。これはHTに対応して2スレッドから4スレッドに増えたことが大きいのでしょう。
実際、G4500(2C 3.5Ghz)とG4560(4C 3.5Ghz)を比較した時、上記のグラフでは3割もスコアが伸びていますが、Cinebenchによるシングルスレッドのベンチを見る限りではG4500が1.69に対してG4560が1.84と1割弱のスコア増に収まっています。
Cinebench R11.5, 64bit (Single-Core) CPU benchmark list - compare CPU at cpu-monkey
FX4350程度の性能ということであればG4600が望ましいのでしょうが、G4560が7,000円程度からで購入可能なのに対してG4600は1万円程度とちょっとコスパがよろしくない。
恐らくこの程度のスコア差はグラボを載せれば誤差のようなものだろうということでG4560で構わないかなと判断しました。個人的にはG4560がKabyLakeのローエンドでは最もコスパが高いような気がしています。ただ、G4560とG4600ではiGPUの性能にそれなりの差があるようなのでMiniITXのケースを使いたいなどでグラボが差せない環境ならG4600が良いのかもしれません。
本当はG4560をRX460(Oculus Riftの最低要件はCPUは上記で記載した通りで、GPUがRX460 or GTX960以上)と組み合わせてVRのレビューをしてみたいところなんですが、その為だけにRX460買うのもなあとちょっと日和っています。
とりあえず手持ちのGTX970と組み合わせてOculus Riftの検証はしようと思っているので、その結果はまた別途書きたいと思います。
→ GTX970と組み合わせた検証記事も書きました。以下の関連記事から読めます。

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