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TECHLOGICS

HYLOGICS分室。作業メモやガジェットのレビューなど、主に技術系のエントリを取り扱います。

【PCケース】Sharkoon SHA-VS4-VBKを購入【実機レビュー】

PCパーツ

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先月までVDIが安定していなかったため、諸々の実験のためにインフラを分割しようと思って購入しました。

選定

虎徹とGTX970が入る安物のATXケースということで選定したところ、候補に上がったのは以下の通り

  • ENERMAX Fulmo Q
  • SAMA 黒透 JAX-02W
  • Sharkoon SHA-VS4-VBK

黒透は大きかったので除外しましたが、他2つはほとんど同じシャーシの形状をしており似たり寄ったりです。Fulmo Qのほうがデザインは好みだったのですが、USB3.0ポートがフロントに2つあるというのが決め手でSHA-VS4-VBKにしました。

今改めて考えるとFulmo Qにフロントパネルを追加してUSB3.0を拡張する形でも良かったですね。

写真

側面

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余談ですが、姉妹機にVS4-Wというのがありそちらはサイドパネルがアクリル窓になっているようです。その関係なのか若干クリアランスに違いがある模様。

正面

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アクセスポートを確認してみましょう。

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はい、USB3.0ポートが二つありますね。

背面

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今どきは廉価ケースでも電源が下部配置になっているんですね。ファンは120mmのものが1基取り付けられるようです。

底面

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わかりにくいですが右が前面、左が背面です。簡易な足が付いてます。

電源設置個所の下部にメッシュのフィルタがあるのですが、簡単に外れてしまうで組み込み作業中は外しておいたほうが良いかもしれません。

また、右のネジ穴はマニュアルによると2.5インチベイを設置する際に使うようです。

フロントベゼルの下部には吸気ファンが1基設置されています。

内部

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ドライブベイが正面を向いているので広々とした作りになっています。また、裏配線が可能なのが嬉しいですね。スペーサーは何故かあらかじめ設置されてました。

3.5インチ シャドウベイ

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3.5インチ シャドウベイはツールフリーとなっており、3台まで3.5インチHDDが搭載出来ます。ただ、正直この筐体のサイズにしては3.5インチ3つというのは少ない気もしますが恐らくビデオカードの設置スペースを確保するためにこの作りになっているんだと思います。

2.5インチ シャドウベイ

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2.5インチHDDはこのベイに3台まで、また前述の通り底面にネジ止めして設置できるようなので合わせて4台まで設置できるようです。ここはネジ止め必須なのがちょっと面倒です。

5インチベイ

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最近は光学ドライブも外付けが主流なようで正直あまり使わない感はありますが、アクセスポート追加したりファンコンやリムーバブルトレイなどで地味に需要がある5インチベイ。上段二つだけツールフリーですが、取り外し自由なようなので好みに合わせて配置するとよいでしょう。同梱の変換パネルで3.5インチにすることも可能です。

同梱品

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ケーブルタイが2本、スピーカーが1つ、予備のPCIブラケットが1つ、ネジ類、前述の5インチベイの変換パネルが1つです。

説明書

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かなり簡易ですが、一応説明書がついてはいます。

組み込み

さて、実際に組んでみましょう。

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裏配線のおかげで割とシンプルに収まりました。電源がプラグイン非対応なので不要なケーブルは背面に逃がしたかったのですが、ケーブルマネジメントが面倒だったので使ってない3.5インチベイにまとめています。

所感

前に安物のPCケースを買ったのは10年以上前で結構久しいのですが、今時は安物のケースでもツールフリー、裏配線可能、とツボを押さえているんですね。一昔前だとこの構成は1万円以上はしたケースだよなあと考えると低コスト帯にも地味に波及している技術の進歩に感慨深かったです。

特に裏配線出来るのが良いですね。私は10年以上前に買ったクーラーマスターのCenturion 532(購入当時確か15,000くらいしました)が未だに自宅で現役だったりするのですが、これより構造的には良く出来てるんじゃないかとさえ思います。

VS4-Vは板こそペラペラなのですがそこはコスト的に仕方がないと割り切り、非常に良くできた構造になっています。実際、組むのにそこまで困った点もなく、バランスに優れた良い製品だと感じました。

さて、幾つか気になった点もあります。

まず、ケーブルの収納部が狭いこと。これはケーブルの収納部を広げるとケースが大きくなるので一長一短なのですが、今回みたいにケーブルの大部分を放り込むみたいなやり方には向きません。可能であればプラグイン式の電源を使うべきでしょう。

Corsair CX450M 80PLUS BRONZE認定 PC電源ユニット PS626 CP-9020101-JP

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次に、サイドパネルは横にスライドして嵌める方式なのですが、スライド用の切込みが浅く取り付けがちょっと面倒くさかったです。裏配線で大量のケーブルを収めると若干力技に……。

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また、PCIブラケットがカバー式でいったん全部ネジを外さないとアクセス出来ないのもちょっとイケてないですね。前段の切り込みの話と合わせてこの辺は昔ながらの安物ケースという感じです。

最後に、これは私の場合致命的だったのですが、このケースはPCIスロットが7本あるように見えますが実は6本までしか使うことが出来ません。

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上の写真でNICの右にスロットがあるように見えますが、実はこれはダミーのスロットで取り外すことが出来ません。

ちょっと待って!このマザーボードはスロット6と7しかPCIが使えないから必須なんだよ!

この商品を購入した際に読んだAmazonの説明ではスロット7本とあったのですが、代理店やメーカーのサイトでは6本と書いてありこちらが正しいのです。

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SHA-VS4-VBK - PCケース&パーツ、オーディオのパイオニア-株式会社ディラック

さて、ここで最初の選定の話に戻りますがFulmo Qもほぼ同じシャーシ構造となっていると書きました。

ではそちらはどうなっているのかというと、

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「拡張スロット : 7 ※ 最下段(7個目)のスロットは使用できません。」

それはつまりスロット6ということじゃあないのかい?

やはりフロントベゼル以外は同じ代物なのではないでしょうか。

ということで、見れば見るほど同じ製品に見えるレビューからの引用をしてこのエントリを閉じようと思います。

こだわりの自作派は、重量4.2kgと比較的薄い鉄板に注文を付けるかもしれない。しかし電源ユニットや光学ドライブ、HDDやSSD、グラフィックスカードをマウントすると、これらが良い具合に補強の役割を果たし、筐体が一段ガッチリとした印象に変わる。このモデルに限った事ではないが、少なくとも華奢で頼りない構造物ではなくなる。

当然ながら、1万円以上のモデルに比べれば、コストダウンの痕跡は決してゼロではない。しかしながら内部設計は完全にイマドキなミドルタワーPCケースのそれで、実用上のマイナス点はほとんどない。  売価3,000円台のほころびを感じる事はなく、ある意味期待を裏切るPCケースであった。

エルミタージュ秋葉原 – これで全てが分かる。ENERMAX 「Fulmo Q ECA3360B-GT(U3)」徹底解説