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TECHLOGICS

HYLOGICS分室。作業メモやガジェットのレビューなど、主に技術系のエントリを取り扱います。

仮想環境(QEMU)上のWindowsマシンにOculus Riftをセットアップした

VR ガジェット

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前回のエントリで書いた通りOculus Touchの発売日が決まったということで、今更ながらではあるけれどOculus Riftをようやくセットアップすることにした。GW明けに届いてから実に5か月部屋の肥やしになっていた(欠品がないかだけ確認済)ので初期不良あったらどうしようかとドキドキしてたんだけど結果から言うと無事に動いたのでよかった。

仮想環境(QEMU)上のWindowsマシンということもあって何か踏むんじゃないかと思いつつ作業に入ったんだけど案の定以下の二点でハマった。

  • Oculus Sensorが初回認識したきりで以後認識しない
  • ファームウェアアップデートに失敗する

前者は理由が分からないものの後者はOculusがファームウェアを書き込んだあとのデバイス再起動でゲストPCとのUSB接続に失敗していることが自明だったので、ヤケクソ気味にホストのUSBコントローラをゲストにパススルーしたら両者とも無事に解決した。いや、本当は何故か警告が出ているのが気になっているんだけど動作に問題がないのでとりあえずは無視することにした。

で、SonyのHMZ-T3に続いて2台目のHMD(VR HMDとしては1台目)ということで。VRすげーという巷に溢れているだろう小学生並みの感想以外を述べるとすると

1. HMDの負担が意外と小さい

HMZ-T3はHMDが重い上にフィッティングに癖があって結構しっかり頭にセットしないと緩くなるという特徴があったんだけど、結果として首や肩や額に負担が掛かって30分~1時間も使うとお腹一杯という感じだったがOculus Riftはそれがない。

いや、HMDの重量自体はたぶんそんなに変わらないんだろうけど顔にフィットするように出来ていて圧のかかる部位が広くなっているうえに素材がスポンジとウレタンを合成したような素材なのでそんなに痛くなったりしない。結果としてそれなりの時間着用していることが出来る。

2. それなりに目が疲れる

HMDを長時間被っていられるからといって長時間の利用に耐えられるかというとそんなことはなくて2時間くらい使ってると眼が疲れてくる。普段使ってない眼の動きをしている感じ。子供に使わせちゃいけないというのもむべなるかな。

VR上のシアタールームで動画を観たりすることも出来るけど正直あまりお勧めは出来ない。プロジェクター使え。

3. 解像度の低いコンテンツを視聴していると酔う

Oculusのストア上で動画を視聴するアプリを使ったりyoutubeからサイドバイサイドの3D動画をDLして視聴したりしていたのだけど、解像度の低いコンテンツを3D視聴していると気分が悪くなるというかぶっちゃけ酔う。特にyoutubeの720Pサイドバイサイドの3D動画とか結構辛かった。ちなみに3D再生さえしなければ720Pで全然問題ない。

4. VR対応といっても色々

VR対応とひとくちに言ってもただの(ヘッドトラッキングに対応した)360°の動画なのか、360°でかつ3D対応した動画なのか、さらに場合によっては360°の画像を視聴するだけのアプリだったりすることもあって、結構意味合いが異なるのでわかりづらい。

正直なところ3Dに対応していないと全天球の動画でものっぺりしていてイマイチだったりするんだけど、コンテンツによっては案外悪くないものもある。ただ、動画によって当たり外れが多い印象なので探すのはちょっと面倒。ヴェニスで渡し船に乗って観光する動画とかも内容は悪くなかったんだけど何故かカメラ正面にカップルが座っててリア充爆発しろと思いながら街並みを眺めていた。

5. やっぱりハンドコントローラは欲しい

基本的にOculusの操作はヘッドトラッキングとOculus Remoteで行うし動画アプリなどはこれで事足りるのだけど、野良アプリだとOculus Remoteとか対応してなくて結局マウスやキーボードで操作していたりする。Xboxコントローラに至っては使ってない。VRで遊んでいると直接手を突っ込んで操作したいという気になる。まあ、アプリ側の対応次第ではあるのだけれども。

6. 本家ストアにあるアプリがいまいち

youtubeの動画が観たいんだけど何故かOculus VideoはvimeoやFacebookに対応してるくせにyoutubeには対応してないし、それっぽいアプリは見当たらなかった。

自前でストア持ちたい気持ちはわかるけど、Steamでいいんじゃないかなという印象。そんなにアプリの数も多くないしね。とりあえずHMD被ったり外したりするのが面倒なので"Virtual Desktop"はマストなのではないかと思う。これは本家ストアでもSteamでも取り扱ってるのでどちらで買っても良いのだけど、裏を返せばやっぱりSteamで買ったほうが良いのではないかと思う。HTC Viveでも使えるわけだし。

ちなみに本家ストア以外のアプリを動かそうとすると設定の変更が必要になるんだけどこれはちょっと気に食わない。おまけにDK時代のアプリが動かないのでmikulusとか動かないし。

ぶっちゃけ

Oculus Riftのリリース時にはHTC Viveと比較して将来性があるかなと思ってこちらを購入したのだけれど、リリース後の対応がグダグダしすぎていてその間になんだか最近はViveにイニシアチブを持っていかれてる印象がある。今後はOculus Riftのみ対応ってケースがほとんどなさそうな上に結局Steamメインになることを考えたら、今となってはViveで良かったのではないかという思いもあったりするのだ。これは見誤ったかもしれんね。

とりあえずOculus Touchは買おうと思うのですが、Oculus Riftで為替レートと送料をぶっこいた前科があるので正直ちょっと不安です。