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TECHLOGICS

HYLOGICS分室。作業メモやガジェットのレビューなど、主に技術系のエントリを取り扱います。

【プロジェクター】Excelvan CL720を買った

元々外出先に持って行く目的があってBL80Aを購入したのですが、検証を兼ねてライブ映像を流していたらその臨場感にゴキゲンになってしまったのでハーフHD機に手を出すことにしました。

2万円前後で購入可能な安価なハーフHD機としての候補は今のところXPE650とCL720(D)の二つになります。

性質の似ている2つの機種ですが、微妙に性能が違いCL720(D)のほうがちょっとだけ高性能です。AmazonでもCL720のほうが少し価格が高いですね。

機種名 光量 解像度 (アスペクト比) コントラスト比
XPE650 3,000 lm 1280 * 768 (5:3) 1000:1
CL720(D) 3,000 lm 1280 * 800 (16:10) 2000:1

上記の比較とは別に、実はCL720(D)にはプロジェクター設置後に後付けで投影映像を縮小する機能があるという話を耳にしていたためCL720を購入することとしました。

ちなみにCL720DのDはデジタルのDで、無印の内蔵チューナーがアナログなのに対してDがついているほうは地上波デジタルに対応しているのですが、日本の放送方式には対応してないはずなのでアナログで問題ないと思います。

概要

2万円ちょっとで購入可能なハーフHDプロジェクター

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本機の特徴は以下の通りです。

  • 3000ルーメン LCDプロジェクター
  • 解像度:1280 * 800(サポート解像度:1080P)
  • ランプ寿命:50,000時間
  • バッテリー:1,500mAh
  • HDMI x2, コンポジット, USB x2, VGA端子対応

CL720はWXGA(1280 * 800)のネイティブ解像度に対応しており、これは俗にハーフHDなどと呼ばれているようです(フルHDの1920 * 1080 = 2,073,600画素に対してWXGAが1280 * 800 = 1,024,000画素で約半分の画素数となるため。FWXGA(1366 * 768 = 1,049,088)も同様)。

この機種は2万円強と安価な割に1万円弱〜1.5万円程度のSD機(WVGA(800 * 480)やFWVGA(854 * 480))と比較すると解像度が高く画面が明るいので画質に優れるのが強みです。当エントリの後半で具体的な比較を行いますが、かなりの違いがあります。

本体が大きくなった分インターフェイスが充実(特にHDMIポートとUSBポートが増えた)しているのは地味に便利なのですが、SDカードスロットがありません。ただ、これはUSBポートにSDカードリーダーを繋ぐことで解消できました。

インプレッション

開梱

内容物は以下の通りです。

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  • 本体
  • レンズカバー
  • マニュアル(英語)
  • 電源ケーブル
  • AVケーブル
  • リモコン
  • VGAケーブル
  • 予備のヒューズ

リモコンの電池(単4 x2)とHDMIケーブルは付属していないので別途用意しましょう。

私は中国から輸入したので電源ケーブルがEUプラグのものとなりましたが、国内のバイヤーから買う場合は大丈夫だと思います。

慌てて変換プラグを用意したのですが、発送元が気を利かせてくれたのかあらかじめ変換プラグが同梱されていました。

200円しない程度のものなので予備として持っておくことにします。

日章工業 変換プラグ(Aタイプ1ヶ入り) NP-1

日章工業 変換プラグ(Aタイプ1ヶ入り) NP-1

寸法

外形寸法は320 * 255 * 115mm、重量は3.3kg

画質が良くなった反面でしょうか、SD機と比べると一回り以上デカくて重いです。場合によっては設置位置に困るかも知れません。

BL80Aと比較してみました。

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正面

レンズとリモコン用の赤外線ポートがあります。レンズが大きい。

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上面

左から「上下左右の選択キー」「信号源の選択」「メニュー」「電源」と配置されています。

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決定ボタンがないのでこれだけで操作するのは少し面倒です。リモコンを使いましょう。

背面

左に固まって配置されているのはオーディオ出力(RCA)、HDMI入力 x2、コンポジット入力、USB入力 x2、VGA

中央に電源スイッチと電源端子、右にあるレバーは台形補正(キーストーン)です。

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なお、台形補正は縦のみ±20度まで。

電源ケーブルは付属のものでなくてもPCの電源ケーブルが使えそうです。

底面

傾き補正用の足がついています。

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リモコン

UC50のリモコンは結構使いにくかったのですが本機のリモコンは結構直感的で快適です。上述した通り実機の操作パネルがイマイチなのでリモコンの操作メインで使っていくことになるでしょう。

使用感

画面

解像度がWXGA(1280*800)、光量2,000ルーメンとあってSD機と比較すると流石に綺麗です。

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(スクリーン持ってないので壁に映してます)

さて、SD機であるBL80A(LCD/1200ルーメン/800*480)と本機(LCD/3000ルーメン/1280/800)で比較をしてみましょう。上がBL80A、下がCL720です。

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写真が暗くなってしまっていますが、実際に目視でもはっきりわかる差があります。

次にUC50との比較です。上がUC50、下がCL720です。

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BL80Aよりは若干健闘していますが、明るさや解像感はCL720が圧勝です。UC50のほうが発色は鮮やかな気がしますが、比較するとやはり暗いのが気になってしまいますね。

余談ですが、BL80AやUC50が一般的なプロジェクターより投射距離が短いため、画面のサイズを合わせて撮影するのに難儀しました。片手でBL80A/UC50を持って、もう片手で撮影する羽目に。

追記:後日改めてUC50との比較を行いました。

CL720の投射距離は以下の通りです。

距離 画面
1.65 m 50 inch
2.3 m 72 inch
3.15 m 100 inch
3.75 m 120 inch

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スピーカー

スピーカーは5W x2なのでそれなりの出力があるはずなのですが、あまり印象がありません。というのも冷却ファンが結構五月蝿いので、プロジェクター本体はちょっと距離をおいた場所に配置して外付けスピーカーを使っているためです。

本機では外付けスピーカーを使うことを推奨します。この場合は臨場感のある5.1chがよいですね。私はYAMAHAのTSS-10を愛用していますが既に生産終了していますので後継のTSS-20をオススメします。

ヤマハ CinemaStation ホームシアターシステム 5.1ch ブラック TSS-20(B)

ヤマハ CinemaStation ホームシアターシステム 5.1ch ブラック TSS-20(B)

また、CL720は音声出力が3.5mmのオーディオジャックではなくRCAなのでヘッドフォンを直結したい人は注意。変換アダプタを使いましょう。

総括

まず、SD機と比較した時の長所と短所から。

【ここが良い】

  • 明るくて解像度が高いため画像が綺麗
  • HDMIポートとUSBポートが増えた
  • 比較的小さい画面でもフォーカスを合わせられる
  • 設置後に本体の機能でスクリーンサイズを変更可能(プリセットから選択)

【ここがダメ】

  • でかくておもい
  • 電源コネクタが背面なので設置場所に制限あり
  • 大きな画面を写そうとした際の投射距離が長い
  • 騒音はSD機より大きい

もし画質と値段で悩んでいるのであれば、(SD機の予算に加えて1万円ほど追加の出費が必要になりますが)本機を買ったほうが後悔がないと思います。

個人的には画質以外の部分で、SD機とは性質の違う製品だと感じました。

SD機は画質を犠牲にしつつもカジュアルでフットワークが軽いため、パーティやイベントなどにも向いていますが、本機は少し腰を据えて環境作りからホームシアターに向き合うことを考えさせられます。画質が良いので欲が出ちゃうんですよね。

作りが若干チープではありますが、SD機では物足りなくなった人、これから本格的にホームシアターに取り掛かってみたい人などにHD環境の入門用としてちょうど良いのではないでしょうか。デカくて重いので置く場所にちょっと困るけれど、そこさえクリア出来るのならば本機はコストパフォーマンスに優れた良い製品だと思います。

ホームシアターを始める際はつい画質に目が向きがちですが、実際は音響とスクリーンのサイズが非常に重要なので、高級機の代替として本機を購入した差額のお金で部屋の模様替えをしたり音響を整えるのも良いかもしれませんね。

Hd 720p Projector Cl720 Black by Cheerlux [並行輸入品]

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(私が購入したExcelvanのCL720がAmazonにないのでOEMっぽいものを並べておきます)