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TECHLOGICS

HYLOGICS分室。作業メモやガジェットのレビューなど、主に技術系のエントリを取り扱います。

【マザーボード】B250チップセット採用ながらM.2スロットが2つ利用可能なMicroATXマザーボード ASRock B250M Pro4【実機レビュー】

PCパーツ

http://www.asrock.com/mb/photo/B250M%20Pro4%28L1%29.jpg

Pentium G4560を検証する際にIntel 200系のM/Bを幾つか物色していたのですが、結構悩みました。チップセットの種類も多いしI/Fも多様化が進んでいてどれがどれやら。あと最近のマザーボードは高いものが多くてちょっと困りものです。

予備機なので正直安ければ何でも良いよと思ってB250のラインナップを眺めていたところ、M.2スロットが2本あるB250M Pro4が気になり買ってしまいました。

ASRock Intel B250チップセット搭載 Micro ATXマザーボード B250M Pro4

ASRock Intel B250チップセット搭載 Micro ATXマザーボード B250M Pro4

スペック

このM/Bのスペックは以下の通りです。

チップセット B250
フォームファクタ MicroATX
SATA 6本
USB USB 3.0 x6 (1 Type-C, 前面に 2 個、背面に 3 個)
VRMフェーズ数 6
拡張スロット PCI-E Gen3 x16 2本*1PCI-E Gen3 x1 1本、PCI 1本
M.2 2( PCIe Gen3 x4 or SATA3 1本、PCIe Gen3 x4 1本)
Intel Optane Technology 対応

写真で観るマザーボードの実装

メモリスロット

メモリスロットは4本。最近主流の片側ラッチ式です。

f:id:kirine:20170307172402j:plain

SATAポート

SATAポートは6つ。1ポートのコネクタが2つと2ポートのコネクタが2つ。

f:id:kirine:20170307172433j:plain

PCI/PCIeスロット

f:id:kirine:20170307172618j:plain

上から順に

M.2スロット

気になるM.2スロットはそれぞれ

PCIeスロットの上(M2_1)と

f:id:kirine:20170307172618j:plain

SATAポートの下(M2_2)に配置されています。

f:id:kirine:20170307172631j:plain

PCIeスロットの下じゃなくて上に配置されてるのは冷却を考えると非常にありがたいです。

また、M2_2はPCIe x4(Gen3)のみの利用となります。

VRM

VRMフェーズ数は6

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リアポート

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MicroATXなので簡素な作りですがビデオ出力が3系統(HDMI+DVI-I+D-Sub)、USBが6つとポイントは押さえています。USBの内訳は3.0が3つに加えてType-Cが1つ、2.0が2つ。USB type-Cがあるのは今後を考えるとありがたいです。

欲を言えばtoslinkも欲しかった気もしますが、仕方ないですね。

付属品

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  • マニュアル
  • バックパネル
  • ドライバCD
  • SATAケーブル x2(うち1本はL字コネクタ)
  • M.2 固定用のネジ x2

注意点

M.2スロットが2つあるのですが、この手のM/Bはお約束として気を付けないといけないことがいくつかあるので注意が必要です。

http://asrock.pc.cdn.bitgravity.com/Manual/B250M%20Pro4_jp.pdf

  • 1 x ウルトラ M.2 ソケット (M2_1)、タイプ2230/2242/2260/2280 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュールと最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) までの M.2 PCI Express モジュールに対応

  • 1 x ウルトラ M.2 ソケット (M2_2)、最大 Gen3 x4 (32 Gb/s)までのタイプ 2230/2242/2260/2280 M.2 PCI Express モジュールに対応

  • SATA タイプ M.2 デバイスで M2_1 を使用している場合は、SATA3_0 は無効になります。

  • PCIE2 スロットまたは PCI スロットが使用されている場合は、M2_1 ソケット上の PCIe タイプ M.2 デバイスは Gen3x2 (16 Gb/s) で動作します。

要するに、

  1. M.2スロットのうち1つ(M2_2)はSATA3接続に対応しない

  2. SATA3 M.2を使用する際はSATAポートは1つ使えなくなり5つまでとなる

  3. PCIe x1スロット もしくは PCIスロットを使用し、かつM2_1をPCIe接続で利用する際は帯域が半減する

ということです。個人的には特に3番が曲者かなと……PCI or PCIE2を使わなければ良いんですけどね。

NVMe SSDを2本使う際は実質的にスロットが二つ死んでPCI Express 3.0 x16 スロットが2本のみ(うち1本はx4接続)となることに気を付ける必要がありますね。(もちろん、帯域が狭くても構わないならこの限りではないです)

M.2 帯域幅の制限についての補足 [2017.03.08追記]

上記で「帯域が狭くても構わないならこの限りではない」と書きましたが、もう少し具体的な話をしていきます。

例えばIntel 600pだとそもそもシーケンシャルリードの上限が1,800MB/s程度と上限の2GB/sに達しないから問題ないんです。

インテル SSD 600pシリーズ  512GB M.2 PCIEx4

インテル SSD 600pシリーズ 512GB M.2 PCIEx4

でもこれがPLEXTOR M8Peだと2,300~2,500MB/s程度出るので帯域幅ボトルネックになってしまう。この辺までならまだ許容することも出来るかもしれませんが、

Samsung 960 PRO/EVOやSM961/PM961になってくると余裕で3,000MB/sを超えてくるので流石に問題になってきます。

とは言っても、M2_2に差せば4GB/sまで帯域幅もありますし問題になってくるのは以下のケースなんですが、これは結構限定的なシチュエーションなんじゃないかと思っています。

  • ハイグレードなM.2 NVMe SSDを2本差しした上でPCI or PCIe x1を使う場合
  • ハイグレードなM.2 NVMe SSDとM.2 SATA3 SSDを差した上でPCI or PCIe x1を使う場合

ここに来てM2_2にM.2 SATA3 SSDを差せないのがじわじわ効いてきました。

そもそもハイグレードのM.2 NVMe SSDを買う人はこのマザーを選ばないような気もしますが、今後パーツのグレードを上げていくことを検討しているなら注意が必要かなという程度です。

総評

グラフィックボードを複数差さない用途であれば必要十分な感じです。Intel Optane Technologyにも対応しているし、PCI Expressのレーン数の少なさにさえ目を瞑ればB250チップセット搭載マザーボードながらH270チップセット搭載マザーボードに引けを取りません。

レーン数が12と少ないこともあってM.2とPCIの利用に制約があるのは少し気になるところですが、基本的には問題ないでしょう。そもそもレガシーなPCIスロットは要らないからPCIeスロットがもう一つ欲しいんだよ!という場合はH270M Pro4などが良いかもしれません。

ASRock Intel H270チップセット搭載 Micro ATXマザーボード H270M Pro4

ASRock Intel H270チップセット搭載 Micro ATXマザーボード H270M Pro4

個人的には、B250かつMicroATXということもあって10,000円程度と非常に安く上がって助かりました。

*1: 1本は内部x4

*2:x16形式のスロットですが内部x4です